帰国直後は楽しそうに通っていた学校だったのに、最近、ちょっと様子がおかしい。
朝になると、頭が痛いとかおなかが痛いとか言うようになった。
帰国して、日本の学校に行き始めてしばらくは不安定な時期が続くこともあるかもしれません。
でも、様子がおかしい時期が2週間・3週間…と長引くようであれば、
もしかして、学校に行きたくないのかな?馴染めてないのかな?いじめられているのかな?

このまま学校に行かなくなったらどうなってしまうんだろう。
社会に適応できなくなってしまったらどうしよう…
本当に、不安で不安で仕方ないですよね。
でも、ここで慌てたりしてはいけません。
子どもは親の動揺を敏感に感じ取ってしまいます。

実は、今回ご紹介する「すらら」を使って自宅学習を進めていくと、出席扱いになるって知ってましたか?
授業の遅れも取り戻せる。出席扱いにするためのノウハウをたくさん持っている。保護者の相談にも乗ってくれる「すらら」があるので、
心に余裕をもって、子どもと向き合うことができるんです。
海外で10年以上子育てをして、子どもの不登校も経験したことがある私が、オンライン勉強会ですらら担当者にいろいろ聞いてきました。
案外多い、帰国子女の不登校
という記事でも紹介していますが、
海外子女・帰国子女って、キラキラした面ばかりクローズアップされがちですが、
全員が全員、新しい環境にすぐ慣れて、すぐに友達もできる子ばかりではありませんよね。
さらに、帰国した環境にもよりますが、
周りに帰国子女が少ない地域だったりした場合、いやでも注目されてしまうのは避けられません。
- 日本の学習進度と全く違うので習っていない箇所がある
- 英語では答えがわかるけど、日本語でなんて言うかわからない
- 日本と教え方が違うので、理解するのに時間がかかる
- 英語の発音が良すぎて笑われるのがイヤ
- みんなが当然知っていることがわからない(日本の歌や流行りの話題など)
この中でも、学習進度の違いから、日本の学校に通っても勉強になかなかついていけないことが多々あります。

小学生の不登校の場合、勉強についていけないことが不登校の大きな原因の一つです。
ただでさえ「外国から転校してきた子」と注目されているのに、やっていないところがあったり、日本語で答えられなかったり、
逆に、英語の発音が良すぎて笑われたり。
繊細な子だったら、その間に「学校行きたくない」気持ちが強くなってしまうということも考えられますよね。

中学生の不登校はもう少し深刻です。
小学生で不登校になってしまった子は、中学校でも不登校になりやすいんですが、
高学年になればなるほど勉強が難しくなってくること、そして、受験に対応できなくなること。
小学校も中学校も義務教育なので、学校に行かなくても卒業することはできますが、
小学校→中学校に進学は可能でも、
中学校→高校
へ進学するには、それなりの準備が必要になってきます。
不安定に揺れる【子供の心理変化】
学校に行きたくない。
こんな声を直接親に言えるなら、少しだけ安心してください。
学校に馴染めなくて、子どもが一番つらいのって、
「誰にも言えない時期」なんです。
初期から本格期にかけて、
学校には行かなくちゃいけないという理性と
でも行きたくないという本能のギャップに苦しみます。
もしかしたら、誰にも言えず一人で苦しんでいるかもしれません。

その時が子供にとってはいちばん苦しくツラい時期なんですよね。
学校に行きたくない、という告白ができるようになったら、
まずは、「こども自体は少しだけ肩の荷が下りた」「不安の種を半分背負ってあげることができた」と思ってあげてください。
ただ、親に告白することで罪悪感が薄れて、学校に行かないことが普通になってしまうこともあります。
ここまで進んでしまうと、親個人で何とかするのは大変。
専門家に相談したりしながら、学校に行かせること以外の道も考えていく必要が出てきます。
親が対応できること
親が子供の不登校に気づくのも、初期から本格期にかけて。
学校に行くようになだめてみたり、学校に問い合わせてみたり、いろいろと対策を考えることでしょう。
ここで親ができることは、
子どもの話を根気強く聞く。
状態を理解したうえで見守る。
そして、学校にしばらく通わなくても大丈夫な制度を調べる。
ここで大事なのは、正しい対策を取るということ。
私も経験済みなのですごく良くわかるのですが、
時間が解決してくれるかもしれないから様子を見よう…と問題を先送りにしたり、
親が焦ったり怒ったり、必要以上に取り乱したり不安になったりすると、子どもはますます不安定になってしまいます。

心の中では、泣きたい…どうしよう…と思っても
なるべく「学校に行かなくても大丈夫よ」という余裕を見せる演技をしておきましょう。
まずは文科省が定める【不登校の定義】を知る
なんかちょっとおかしいな。学校に行きたくないのかな?
と感じたら。
まずは、文部科学省が定める「不登校の定義」を知っておきましょう。
文部科学省が定める不登校の定義
年間 30 日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたものに該当していること
- 骨折を理由に30日以上欠席➡NG
- 起立性調節障害で30日以上欠席➡NG
病気やけがで学校を休んでいる場合は、不登校ではなく病欠になります。
- 学校の授業についていけないことが理由➡OK
- 人間関係に悩んでいることが理由➡OK
- 起立性調節障害で欠席が続き、学校の授業についていけないことが主な理由(二次障害)➡OK
- 発達障害で特別支援/通級教室に通っている➡OK
ただ、病気やけがで学校を休みがちになったことによって生じる二次的な障害。
たとえば、休んでいる間に単元が進んで、授業についていけなくなってしまった、とか、友達から疎外感を感じるようになってしまったといった理由で学校に行けなくなるのは、不登校と判断されます。
フリースクール・不登校に対する取り組み(出典:文部科学省)
のサイトがとても分かりやすかったので、時間があるときにチェックしてみてください。
ムリして学校には行かない・自宅で学習するという選択
子どもが学校に行かない。
これは親としてもとても不安なことなんですが、実は子供もとっても不安に思っています。

学校に行かないと、勉強もできなくなる。将来なりたい仕事にもつけなくなる。
でも…学校に行くのはツライ。
子どもの性格にもよりますが、そんな気持ちの時に無理に学校へ行かせるのは逆効果の場合が多いんです。
だから、本当は無理して学校に行かず、自宅で「学校復帰のきっかけづくり」ができるのが、
長い目で見ても、いちばん子供にとっていいのではないかと思うんです。
勉強さえ続けていれば道は開けるけど、出席日数の壁がある
学校に行かず、自宅で学習するメリットは、
- 勉強がわかるようになったら、学校に行くことができるかもしれない。
- 例えば、小学校5年生で帰国して不登校になったとしても、中学校に入るといった環境の変化でまた、学校に行けるかもしれない。
- 中学生不登校になった場合、帰国子女が多くいる私立中学校に編入したり、志望の高校に入学したりすることで、自信がついて学校に行けるかもしれない。
- 勉強さえ続けていれば、通信制の高校にも通えるし、大学受験だってできるかもしれない。
このように、時間や環境が変わることによって、学校に行くことができるようになるケースが多くみられます。

ただ、ここで問題になってくるのが「出席日数」の壁。
出席日数が大きな問題になってくるのが、小学校よりも中学校です。
小学生の場合
出席日数※・成績に関係なく、義務教育なので卒業・中学校へ入学することができます。
中学生の場合
出席日数※・成績に関係なく、卒業することができます。
高校進学のためには出席日数・成績は重要。
※本来、義務教育の小中学校では成績不良や長期欠席、病気療養などの場合、校長の判断や保護者・本人の意思で原級留置(留年)をすることが可能ということになっています。
しかし、原級留置になるには本人と保護者の意志を尊重するため、現在ではほぼ「原級留置」(留年)をせずに進級し卒業することが可能です。(公立の場合)
※私立小中学校の場合は、独自の規則があるので学校側に確認する必要あり。
小学生の不登校の場合、学校に行かなくても卒業することは可能です。
ただ、だからといって何もしないのが得策だとは思えません。
なぜなら、小学生の不登校は、中学校へそのまま上がっても続く可能性が高いこと。
そして、やむを得ず学校には行けていないけど「自宅学習をして頑張っている」という自信が小学生には必要だからです。
そこでぜひ知っておいてほしいのが、文部科学省が定めた「不登校生徒の出席扱い要件」に関する情報です。
(4)不登校児童生徒に対する多様な教育機会の確保
不登校児童生徒の一人一人の状況に応じて,教育支援センター,不登校特例校,フリースクールなどの民間施設,ICTを活用した学習支援など,多様な教育機会を確保する必要があること。また,夜間中学において,本人の希望を尊重した上での受入れも可能であること。
以下略文科省:「不登校児童生徒への支援の在り方について」サイトより抜粋
ICTとは、「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略語で、
コミュニケーションを前提としたITテクノロジーを取り入れた教育のことを言います。
PC、タブレットなどの情報端末を使って行う教育ですが、通信教育のような一方通行ではなく、コミュニケーションを前提とした、というところがポイントになります。
出席扱いになる7つの条件に【すらら】はすべて対応
では、具体的にICTを活用した学習支援が出席扱いになる7つの条件を確認してみます。
この条件は、学校と保護者がしなければいけない条件と、
ICTがやらなければいけない条件があります。

それぞれ詳しく確認していきましょう。
1.保護者と学校との間に十分な連携・協力関係があること
まずは、保護者から担任の先生に相談します。
文科省が定めた不登校生徒の支援について、まだ認知度が低いため、多くの学校は自宅でIT教材を使えば出席扱いにできることを知りません。

まずは、担任の先生に相談→出席扱いに関する連携・協力をしてもらえるよう、話を持ちかけてください。
その場合、文部科学省の資料や、すららのパンフレットを持参して説明するとわかりやすいです。
また、わからないことがあったら「すらら」に相談してください。
2.ITや郵送、FAXなどの通信方法を活用した学習活動であること
「すらら」はIT教材。
インターネットとパソコン(又はタブレット)があれば、どこでも勉強することができます。
さらにすららは、
小中コースは小学校1年生から中学校3年生までの範囲
中高コースは中学校1年生から高校3年生までの範囲
すべてに対応しているので、休んでいたところをさかのぼって学習することも、得意なところは先取りで学習することも可能です。
3.訪問等による対面の指導が適切に行われること
学校復帰を目的に対面指導(面談)が必要となります。
担任の先生やスクールカウンセラーが担当するケースのほか、保健室や適応指導教室がその役割を担うことがあります。

これに関しては学校によって異なるので、まずは担任の先生に相談してみてください。
4.学習の理解の程度を踏まえた計画的な学習プログラムであること
「すらら」は文部科学省の学習指導要領に対応しています。
英語・数学については多くの学校で採用されている教科書について、すららのユニットとの対応表がそろえられているので、学校の授業の進み方に合わせた学習が可能です。

授業の遅れを取り戻すため、学年をさかのぼった学習も出席の扱いとされます。
また、出席扱いの条件でもある「学習の理解の程度を踏まえた」という点では、すららの管理機能の一つでもある「ラーニングデザイナー」という機能が有効です。
「いつまでに、何を、どこまで勉強するか」といった学習計画を、すららでは子ども一人ひとりの理解度に合わせて立てることが可能です。
5.校長が対面指導や学習活動の状況を十分に把握していること
『すらら』はその日の学習の履歴が保存され、「学習管理画面」機能で確認できるようになっています。

そのため、保護者の方や校長先生、担任の先生が同じ情報をいつも共有できるのです。
また、お子さんの学習履歴も簡単に取り出すことができるため、担任の先生から校長先生への報告が必要な場合でも、担任の先生は学習状況を紙に書き出すなどの作業は必要ありません。
6.学校外の公的機関や民間施設等で相談・指導を受けられない場合に行う学習活動であること
この条件に関しては、保護者と子供でよく相談し、自宅で学習を進めたほうがよいか決めてください。
家に引きこもりがちで人と会いたがらない、人間関係がストレスになってしまうような場合は公的機関、民間施設(フリースクール等)ではなく、
外出しなくても家でできる【すらら】がおすすめです。
7.学習活動の評価は、計画や内容を学校の教育課程に照らし判断すること
学習評価は①知識・理解②技能③思考・判断・表現④関心・意欲・態度の「4観点」で判断されます。
出席扱いだけでは全てを満たすことができないため学校側との協議が必要です。
出席扱いにしてもらう流れを詳しく説明
このように、すららは7つの条件をすべて満たすことが理解できたかと思います。
では実際に、不登校生徒が出席扱いになるための具体的なアクションと流れを説明していきます。
出席扱いにするための具体的な流れ4ステップ
- STEP1まずは担任の先生に相談保護者の方から担任の先生へ「学校復帰を目的に出席扱いとしてほしい」ことを
ご相談ください。但し、先生は出席扱いのことを知らないこともあるため、その
際は文科省の資料や「すらら」の資料を持参し、ご説明をしてあげてください。 - STEP2出席扱いを満たしているか確認担任の先生、教頭先生、校長先生で相談されると思いますので、回答を待ちま
しょう。保護者の方へ質問がある場合、答えられないことがあればサポートいた
します。 - STEP31日の出席扱いのルール作り使用する学習教材、出席扱いのルール、学習設計内容、学習履歴の提出方法につ
いて取り決めを行います。他校の事例など、必要に応じてすらら側から学校へお
伝えすることもしておりますので、お気軽にお問い合わせください。 - STEP4出席扱いスタートルールが決まればスタートです。
学習設計についてはすららコーチにご相談ください。

このように、ICTを使って不登校生徒を出席扱いにするには、学校の理解と学校と保護者の連携が必要です。

すららでは約6割の児童が出席扱いとなりました。
出席扱いにならなかった理由は、
学校や教育委員会都合の否決が約18%
保護者側と学校の連携に問題が生じたのが9%
不登校ではなく「病欠等」と判断されたのが13%

これをすべて個人でやるには、かなり大変。
すららの場合、不登校生徒を出席扱いにした前例がいくつもあるので、わからないことや不安なこと、やらなければいけないことはすべてすららコーチに相談してください。
すららコーチは、学習塾の現役の先生を中心にカウンセラーなども在籍し保護者をサポートしてくれる、とっても頼もしい存在です。
まずはパンフレットを請求しよう
何となく、子どもの様子がおかしいな、と、ちょっとでも気になったら。
帰国後にうまくやっていけるか、ちょっとでも不安に思ったら。

ぜひ、出席扱い制度についてまとめたパンフレットを資料請求してください。
もちろんパンフレットは無料です。
資料請求時にも質問があれば詳しく個別回答してくれます。
海外子女・帰国子女の学習方法について、帰国してからの学校選びなどの質問にも、日本全国にいるすららコーチがサポートしてくれるので、まずは資料請求・無料体験をしてみましょう。
※資料請求をしたからといって無理に勧誘されることはありません。

パンフレットには、実際に不登校から出席扱いになった方々の体験談・生の声が載っています。
まだ不登校になってはいないけど…といった場合でも、資料から得られるものはたくさんあると思いますよ。
海外子女・帰国子女にも「すらら」がおすすめ!
帰国子女向けのコースがある通信教育【すらら】でもご紹介していますが、すららは無学年方式。
必ず日本に帰国することが決まっている駐在員の場合、
帰国したときのことをしっかり考えて、帰国子女のサポートができる通信教育を選ぶことをおすすめしています。
小学校の不登校の原因で一番多いのが授業の遅れ。
海外では日本と学習進度も内容も違うので、必ず授業の抜けが出てきます。
そうすると、日本に帰って来た時に「習ってない・わからない」→学校に行きたくない、となってしまわないためにも、
授業の抜けているところを見つけて、何年生でやった内容でもさかのぼって学習できる、無学年方式のすららがおすすめです。
さらにもう一歩進んで、帰国後もし学校に行くのがつらいと思ってしまう時期があったとしても、

この【すらら】 は帰国子女の味方であり、さらに不登校児の味方でもあるんです。
すらら海外受講についてはこちらの記事も参考にしてください。

不登校でもすららで出席扱いになるってホント?:まとめ
今回は、帰国後不登校になりそう・なってしまった場合、「出席扱い」にするための方法としてすららをご紹介しました。
今回は、不登校に関して詳しくご紹介したのですが、すららは実際の通信教育としてもかなり優秀です。
実は、全国学習塾1,000校、学校1,000校が採用、33万人の生徒が利用中。
さらに、バンコク・シンガポール・メキシコなどの日本人学校でも「すらら」が導入されています。
- すららを使うことで「出席扱い」になる可能性が高い
- すららコーチが保護者をサポートしてくれる
- ひとりひとりの特性に合った学習設計ができる
- 小1~中3の範囲(中高コースは中1~高3)を振り返り・先取り学習し放題
- パソコンもしくはタブレットで学習するので、海外に住んでいても送料がかからずとてもお得
- 全国にいるすららコーチが帰国後の学校について相談に乗ってくれる
- 定期試験の模試が何度でも受けられる
本当に、海外の学校で頑張ってきた帰国子女たち。
いろんな経験をして、いろんな可能性を秘めている帰国子女たちが、

たとえ、日本の学校に馴染めなかったとしても、世界に羽ばたけばいいんです。
でも、羽ばたくにはやっぱり「学校」が必要。
たとえ、学校に行けない期間があったとしても、きちんと制度を使って「出席扱い」にしてもらって、その間しっかり勉強しておけば、必ず道は開けます。
ほんのちょっと心が疲れちゃって学校に行けなくても大丈夫。
まずはすららに相談してみてください。
帰国子女におすすめの帰国子女受け入れ中学校をまとめてみました。

帰国子女受け入れ高校はこちらの記事から

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