【4人に1人が国際生】かえつ有明中・高等学校の偏差値・推薦条件・帰国子女枠徹底研究

    ※一部PRが含まれます

    かえつ有明中学校・高等学校は、2006年4月に、創業100年記念事業の一環で「嘉悦女子中学校・高等学校(女子校)」から、現在のかえつ有明に校名を変更しています。

    以前は市ヶ谷に合ったキャンパスを、現在の臨海副都心(江東区)の有明キャンパスに移転し、共学になりました。

    国際生も多く、英語教育にも力を入れているとともに、情報分析や収集、独創性、創造性、協調性などの教育にも熱心です。

    中学受験案内(2024年度版)によると、募集人数180名に対し、受験者数が2023年度は1,951名、2022年度は1,987名と、かなりの人数、倍率になっています。

    高校からの入学は、一部クラスのみでの募集になります。

    かえつ有明は、かなり面白い・新しい、いわゆる「新タイプ入試」を取り入れているので、すそ野が広がるとともに、対策は若干難しくなってくるのかもしれません。

    ここ数年は偏差値の上昇傾向も続いているので、かなり注目度の高い学校です。

    目次

    かえつ有明中学校について

    かえつ有明中学校・高等学校は、東京都江東区にある私立の中高一貫校です。

    実は、創立119年(2023年現在)を迎える伝統校で、共学として再スタートをして17年目を迎えました。

    かえつ有明中学校の偏差値(四谷大塚)は44-49

    かえつ有明では、中高6年間を3つのステップに分けて「自分軸」を確立するためのキャリア教育を実践しています。

    特に、国際生と国内一般を分けることもなく、お互いの個性や、自分と異なる意見や価値観も尊重し、助け合い、協働することを念頭に置いた教育を目指しています。

    また、放課後講習・長期休暇講習や勉強合宿など、大学受験に向けた準備も行っています。

    かえつ有明中学校の募集要項

    かえつ有明中学校の国際生入試は、大きく分けて4種類。

    入学後の英語のクラス分けが基準になっています。

    • 英検2級に準じた難易度の「Advanced 選考
    • 英検準1級に準じた難易度の「Honors 選考
    • 一般的な英語レベルの「Regular 選考
    • 英検準1級に準じた難易度の「 Honors 海外オンライン選考

    オンライン選考の募集人数は若干名、それ以外は各男女計40名づつの募集になります。

    2022年度の国際生入試のAdvancedの倍率は、受験者291名に対して合格者188名だったので約1.5倍
    Honorsの倍率は、受験者172名に対して合格者121名だったので約1.4倍
    Regularの倍率は、受験者数128名に対して合格者52名だったので約2.4倍
    オンラインの倍率は、受験者数20名に対して合格者数13名だったので約1.5倍

    一般入試の倍率が、だいたい5〜6倍(最高12倍)となっているので、帰国子女枠での受験がかなり優遇されているのがわかります。

    提出書類(Advanced・Honors・Regular共通)
    ①志望理由書…本校HPからダウンロード
    ②直近 1 年間分の成績表のコピー
    ③ English Essays(オンラインのみ)

    国際生 Advanced 選考方法

    出願資格
    • 東京私立中学高等学校協会が示す基準に準じて行います
      ※原則として1年以上海外の学校に在学し、帰国後3年以内の方、または国内のインターナショナルスクールに在学する方
    • 英語作文:20 分
    • 英語筆記:30 分
    • 日本語作文:30 分
    • 英語ペアワーク

    国際生 Honors 選考方法

    出願資格
    • 東京私立中学高等学校協会が示す基準に準じて行います
      ※原則として1年以上海外の学校に在学し、帰国後3年以内の方、または国内のインターナショナルスクールに在学する方
    • 英語作文:40 分
    • 英語筆記:50 分
    • 日本語作文:30 分
    • 英語グループワーク

    国際生 Regular 選考方法

    出願資格
    • 東京私立中学高等学校協会が示す基準に準じて行います
      ※原則として1年以上海外の学校に在学し、帰国後3年以内の方、または国内のインターナショナルスクールに在学する方
    • 国 語:50 分
    • 算 数:50 分

    Honors 海外オンライン選考方法

    出願資格
    • 東京私立中学高等学校協会が示す基準に準じて行います
      ※原則として1年以上海外の学校に在学し、帰国後3年以内の方、または国内のインターナショナルスクールに在学する方
    • 海外在住で試験の為に帰国できない方のみ(校内で実施する国際生入試との併願不可)
    • 英語面接(個別面接・グループワーク)
    • 日本語面接(個別面接)

    オンラインのみ、事前にEnglish Essaysの提出があります。

    オンライン以外、複数回受験は可能です。

    ただし、複数回受験での優遇はありません。

    また、国際生受験は11月・12月に行われますが、結果が思わしくなかった場合、2月の一般入試のタイミングでもう一度、国際生 Honors / Advanced 選考が用意されています。

    この時の募集人数は10名。

    内容は11月選考の時と同じです。

    2022年度2月の国際生入試のHonors / Advancedの倍率は、受験者26名に対して合格者9名だったので約2.9倍

    かえつ有明中学校一般入試選考方法

    帰国子女でも一般入試で受験することは可能です。

    かえつ有明中学校の一般入試の種類は結構たくさんの種類があります。

    いわゆる「新タイプ入試」が充実しているので、得意なものがあればチャレンジしてみるのも一つの手ですね。

    • 2 科・4 科入試…男女計 40 名
    • 特待入試(2 科または 4 科)①…男女計 30 名
    • 特待入試(2 科または 4 科)②…男女計 25 名
    • 特待入試(2 科または 4 科)③…男女計 15 名

    【2 科】国語(100 点)・算数(100 点)
    【4 科】国語(100 点)・算数(100 点)・理科(50 点)・社会(50 点)

    • 思考力特待入試…男女計 10 名
         アイスブレイク
         個人探究Ⅰ:60 分
         個人探究Ⅱ:60 分
         ふりかえり:20 分
    • アクティブラーニング・思考力特待入試…男女計 10 名
         グループワーク:90 分

    かえつ有明高等学校について

    かえつ有明高等学校の募集は、一般入試と国際生入試と国際生 Honors海外オンライン選考のみになります。

    かえつ有明中学校の偏差値(四谷大塚)は58

    高校偏差値は58なので、ちょっと頑張れば手が届く中堅校ですね。

    とはいえ人気の高い学校でもあり、高校からの募集は極端に少なくなるので、準備はしっかりしておきましょう。

    高校受験の場合、入学後のことも考えて、オンライン家庭教師を利用するのがおすすめです。

    かえつ有明高等学校の募集要項

    かえつ国際高等学校の国際生募集は大きく分けて3つです。

    • 国際生Regular選考:男女計 10 名
    • 国際生 Honors 選考:男女計 10 名
    • 国際生 Honors 海外オンライン選考:若干名

    高校からはAdvanceedクラスが無くなります。

    2022年度の国際生入試のRegular選考の倍率は、受験者12名に対して合格者3名だったので約4倍
    Honors 選考の倍率は、受験者18名に対して合格者10名だったので約1.8倍
    Honors 海外オンライン選考の倍率は、受験者12名に対して合格者7名だったので約1.7倍

    提出書類(Honors・Regular共通)
    ① 志望理由書
    ② 誓約書
    ③ 直近 1 年間分の成績表のコピー
    ③ English Essays(オンラインのみ)

    国際生Regular選考

    出願資格
    • 東京私立中学高等学校協会が示す基準に準じて行います
      ※原則として1年以上海外の学校に在学し、帰国後3年以内の方、または国内のインターナショナルスクールに在学する方
    • 教わる人ではなく自ら学ぶ人
    • 国語:50 分
    • 英語:50 分
    • 数学:50 分

    国際生 Honors 選考

    出願資格
    • 東京私立中学高等学校協会が示す基準に準じて行います
      ※原則として1年以上海外の学校に在学し、帰国後3年以内の方、または国内のインターナショナルスクールに在学する方
    • 教わる人ではなく自ら学ぶ人
    • 英語作文:40 分
    • 英語筆記:50 分
    • 日本語作文:30 分
    • 英語グループワーク

    国際生 Honors 海外オンライン選考

    出願資格
    • 東京私立中学高等学校協会が示す基準に準じて行います
      ※原則として1年以上海外の学校に在学し、帰国後3年以内の方、または国内のインターナショナルスクールに在学する方
    • 海外在住で試験の為に帰国できない方のみ(校内で実施する国際生入試との併願不可)
    • 教わる人ではなく自ら学ぶ人
    • 英語面接(個別面接・グループワーク)
    • 日本語面接(個別面接)

    ちなみに、かえつ有明高等学校の一般入試の倍率は、例年3倍前後です。

    【4人に1人が国際生】かえつ有明中・高等学校:まとめ

    かえつ有明中学校は、帰国生の受け入れがとても多く、「帰国子女」だからといってマイノリティになることがありません。

    部活では、マーチングバンド部が全国トップレベル!

    日本文化を楽しむ行事なども豊富で、帰国子女にとってはとてもいい環境なのではないかと思います。

    偏差値の高い、いわゆる難関校ではありませんが、人気も倍率もそれなりに高いので、確実に合格圏内に入るように、事前準備をしておきましょう。

    難関校受験を目指している場合、小学校3年生くらいから、帰国子女専門の個別塾等でみっちり準備をしておく必要がありますが、中堅校なので、まずは基礎固め。

    基礎固めは私のブログでは何度も紹介していますが、無学年の【すららがおすすめです。

    すららは最短1カ月から受講可能。

    まずは「学習の抜けを見つけるための学力診断テスト」をおこない、抜けている個所を把握しましょう。

    今までの学習内容にどこか「抜け」とか「苦手箇所」があると、先に進んでもつまづく原因になるので、必ず初めに埋めておきましょう。

    だいたい、半年〜1年もすれば、抜けはすべて埋めることができるので、徐々にオンライン家庭教師にシフトして、受験体制を整えます。

    すららのような通信教育は、どうしても一人でコツコツやるものなので、特に海外だと受験の実感がわきにくいのが難点です。

    基礎がしっかりしたら、家庭教師という「プロの目」を最大限利用して、やる気を引き出すのがおすすめです。

    中堅校であれば、高額な「帰国子女専門の個別指導塾」じゃなくても、対応してもらえます。

    もし、物足りなくなったり、もうワンランク上の学校を狙いたい、狙える位置まで学力がついてきたら、その時はそれまで利用していた家庭教師に相談すれば大丈夫。

    まずは、一歩一歩確実に階段を上っていきましょう。

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