帰国子女受験に取っておきたい有利な資格、英検・TOEICの目安は?

帰国受験をするにあたって、取っておいたほうがいい資格ってある?

我が家はアメリカに住んでいるとき(2015年)に上の子が高校・下の子が中学のダブル受験をしました。

その時に活用したのが、英検とTOEIC。

2人とも、英検資格で中学・高校入試をしたので、ほぼ面接だけで入試を終えました。

当時、英検さえとっておけば、入試資格として使える印籠のようなものだったんですが、

近年(特に大学入試)「高校3年生の4月~12月の間に取った語学資格のみ」という条件を付ける学校も増えてきました。

なので、早く取ればいいってもんじゃない…流れになってきています

いつ、どのタイミングで語学資格を取得するのか、長い目で見ていく必要が出てきます。

そんなタイミングも含めて、どの語学資格を取ればいいのか、大体の目安をご紹介していきますね。

はじめましての方のために、知佳のプロフィールをちょっとだけ。

  • 2004年から1歳・4歳の子供を連れて中国に駐在、約4年半
  • 2011年から約6年間、小1、小4の子供を連れてアメリカ駐在
  • アメリカ駐在中、中学受験と高校受験を同時に経験しています
  • 下の子(小6時点)TOEIC785点・上の子(中3時点)TOEIC815点
  • 小6、中3で英検準1級取得しています
  • 偏差値69の中高一貫校に入学しました
目次

英検・TOEIC・TOEFL・IELTS…どれを取ればいいの?

子どもの学習

英検・TOEIC・TOEFL・IELTSなど、英語の資格っていくつかありますが、

中学・高校受験で取っておくといい資格はどれかというと、

受験目的であればまずは英検。さらに保険でTOEFL Junior(もしくはPrimary)TOEICどれかを取っておくといいかな~と思います。

英検

中学・高校受験をするなら、一番受けておきたいのが英検です。

というのも、多くの教育機関で入試における内申点の加点や、試験免除があるからです。

入学前も入学後も、英検が決め手!
多くの学校で英検・TEAP・IELTSを入試に活用できる「入試活用」制度や、
入試以外でも活用できる「英検活用」制度があります。

※英検公式サイト 英検・TEAP・IELTS 活用校検索ページから引用

学校によっては、5級でも何かしらの優遇を受けられる場合もありますが、履歴書に書けるのは3級から

ただ、帰国子女だと準2級以上は取っておきたいところです。

ちなみに我が家の子供たちは

上の子
下の子
  • 5級:小学1年生
  • 4級:小学3年生
  • 3級:受けていません
  • 準2級;中1
  • 2級:中1
  • 準1級:中3
  • 5級:幼稚園年長
  • 4級:受けていません
  • 3級:受けていません
  • 準2級:4年生
  • 2級:4年生
  • 準1級:6年生

の学年で取得しています。

2人とも、5級は中国に住んでいるときに受けました。

準2級以降が、アメリカに住んでいるときに受験したものです。

特に下の子は、英検テキストの問題に書いてある漢字にルビを振って、意味を教えるところから始まりました…

2級以降の試験会場はニューヨークだったので、試験を受けるだけでちょっとした旅行…お金も時間もかかってかなり大変な思いをしました。

中学校帰国子女枠入試・英検入試活用校
  • 聖徳学園中学校:得点換算/試験免除 3級以上
  • 東京女学館中学校:得点換算/試験免除 準2級以上
  • 大妻中野中学校・高等学校:得点換算/試験免除 2級以上

など

高校帰国子女枠入試・英検入試活用校
  • 工学院大学附属高等学校:得点換算/試験免除 準1級以上
  • 国際基督教大学高等学校:出願資格 準1級以上
  • ノートルダム女学院高等学校:加点 準2級以上

など

TOEIC

TOEICは、今や就職には必須の試験なのではないでしょうか?

大学入試でも、TOEICスコアを重要視する学部が増えています。

我が家も、帰国の1年前から英検と一緒にTOEICを受験していました。

というのも、英検って年3回しか受験できないですよね。

さらに、3月の試験は大雪や寒波のリスクを伴うのでパスすることが多かったんです。

そうすると、実質1年に2回の試験になり、中学受験・高校受験ギリギリの時期だと胃の痛くなる思いで試験に臨んでいました。

実際、高校願書を提出する直前の試験で、受験条件の準1級に合格せずかなり焦ったのですが、TOEICで基準点を超えていたので無事受験資格を得ることができました。

この頃は本当に家の中(というか私が)ピリピリしていましたね…反省です

TOEFL・TOEFL Primary・TOEFL Junior

TOEFLは、英語を母国語としない国の人々が対象のテストです。

アメリカの大学進学を希望している、大学受験のために日本に帰国する、という以外は無理して取る必要はありません。

ウチの上の子も1度受験しましたが、とにかく試験時間が長い!

4時間くらいの長ーい試験時間だったので、途中で集中力が切れて全然ダメでした。

 

中学受験・高校受験であれば、TOEFLよりも、小中学生向け「TOEFL Primary」、中高生向け「TOEFL Junior」のほうがおすすめ。

TOEFL Junior・Primary活用校
  • 大妻中野中学校:TOEFL Junior Standard 745点以上で筆記試験は行わず英語での面接のみ
  • 実践女子学園中学校:スコアを100点満点に加算して持ち点とする
  • 公文国際学園中等部:スコアより加点(詳細は公表されていません)

など

TOEFL Junior・TOEFL Primaryはまだ歴史の浅い試験なので、英検よりも知名度も活用校も低いですが、将来海外留学を視野に入れている場合は取っておいたほうが◎

基本的に海外の大学に行くためには、TOEFL iBtスコアが必要です。(TOEICではほぼ無理です)

先ほど述べたように、TOEFLの試験は長丁場。そして試験の傾向やクセなどもやっぱりあるので、Primary・Juniorからコツコツと受け続けていくといいと思います。

 

最近の傾向としては、大学受験で利用できる英語試験の期日が決められたりしていることを考えると、Primary・Junior・iPT・iBTといったように、順番に・計画的に受験するのがいいのかもしれません。

TOEFL Junior・TOEFL Primary 公式サイト

IELTS

アメリカ以外の国、特にイギリスの大学進学を希望している場合は、IELTSが必要です。

日本で受験を実施しているところが非常に少なく、また、受験料も高額なので、

帰国受験にはほぼ必要ありません。受験資格の中に入っていても英検やTOEICでカバーできるので、無理して取る必要もないと思います。

英検・TOEICの勉強の仕方

勉強

英検の場合、3級から二次試験(面接)があるのですが、

英語圏に住んでいて、普段英語を話しているのであれば、

準2級くらいまでなら、二次試験用の問題集を何度かやれば、特に特別な勉強をしなくても合格できると思います。

ただ、英語圏に住んでまだ日が浅いとか、会話が苦手という場合は、3級でも気を抜けません。

問題集を1冊買って、何度か繰り返してみてください。

英検準2級以上は集中して勉強する必要がある

それより、英語圏に住んでいる人は一次試験の勉強をしっかりする必要があります。

というのも、感覚でしか英語を理解していなくて、文法がかなりいい加減な子が多いので、いざ試験となると点数が取れません。

うちの子もそうでした…

でもそういう子って、英検の勉強を始めると、ものすごく伸びたりするんです。

今までしゃべっていたことに「理由」がつくので、

だからこの言葉を使うんだ!

って、ピーンとくるみたいですよ。

今まで何となく使ってきた「英語」は帰国して使わなくなると、びっくりするくらいすぐ忘れます!跡形も残りません…

でも、文法を勉強して「定着」させることによって、忘れにくく、思い出しやすくなるんです。

 

また、小学生、中学生のうちに帰国した場合や、英語圏に住んでいた期間が短かった場合でも、英語保持のために英検を取ることをお勧めします

ただ何となく、英会話教室に行くよりも、目標をもって英語を勉強することで、日常で英語を使う習慣ができますよね。

 

そしてそもそも、2級以降になると、出てくる単語がものすごく難しくなります。

普段学校でこんな言葉使ったこともないし、見たこともない…という単語もいっぱい出てきます。

うちの子曰く、準2級と2級の壁は厚い!さらに2級と準1級の壁はもっと厚い!らしいので、

英語圏に長く住んでいたとしても、集中して勉強する必要があります。

英語がペラペラだからといって、簡単に取れる試験ではありません。

まずは、英検公式サイトに過去問がたくさん置いてあるので、どの級が最適なのか、どれくらい点数が取れそうなのか、試してみてください。(→英検公式サイト過去問に直接ジャンプ

 

もし、2級・準1級・1級を取るなら、英作文強化のために短期間でもいいのでスクールに通ったほうが絶対に効率がいいです!

英作文のポイントを教えてもらうのともらわないのとでは、点数の取れ方が全然違います。

詳しくは、「海外からも受けられる英検1級・準1級対策ができるオンラインスクール」の記事に書いてあるので、興味がある方はぜひ読んでみてください。

TOEICは時間配分がポイント

TOEICの場合、

・part1からpart4までのリスニングセクション(約45分 100問)と、

・part5からpart7までのリーディングセクション(約75分 100問)

にわかれています。

2時間で200問と問題量が多いので、テンポよく解いていくことがカギとなります。

受験当時小学校6年生・中学3年生だったうちの子たちは、

最初のリスニングはそれほど問題がないけれど、後半がリーディングなので、集中力が持たない。

実際、TOEICの勉強を始めた最初の頃は、時間内に200問解くことができませんでした。

これは、単語力不足と、文法の理解度のなさ、そして、経験不足からくるものです。

時間を測りながら、繰り返し問題を解く練習をしてください。

効率がいいのはやっぱりプロの手を借りること

うちの子たちは、英検2級から英検対策講座を受講しています。

準2級までは、自分たちで問題集をするだけで合格することができました。

2級以降、特に準1級や、1級ともなるとかなり難しい言葉がたくさん出てくるので、簡単に合格することはできません。

現にウチの子は二人そろって準1級に1回づつ落ちています…

ホントポイントは英作文…

そこら辺の経験談や、実際の点数なども、英検1級・準1級対策ができるオンラインスクールの記事に詳しく書いてあるので、お時間があるときにぜひチェックしてみてください。

 

TOEICに関しては、入学願書を出すまでに取得したかったので、対策講座を受ける時間がありませんでした。

市販のテキストをそれはもう、何度も何度も繰り返し集中して勉強しました。

この本はアメリカのAmazonでも売っていますが、44ドルします!高いっ

TOEICの本はアメリカで買うより日本で買ったほうが安いので、一時帰国中に購入することをお勧めします。

結構ボリュームがあるので、1冊を繰り返しやればOKだと思いますよ。

帰国子女受験に取っておきたい有利な資格、英検・TOEICの目安:まとめ

スクールバス

今回は、帰国受験で取っておいたほうがいい英語の資格をご紹介しました。

受験はまだ先だと思っていても、海外で暮らしているうちに英検だけは取っておきましょう。

帰国すると英語は日々忘れていきますし、いろいろ忙しくて英検まで手が回らなくなります。

英検は年3回しか受験することができないので、海外で受験するのか、一時帰国の時に受験するのか、しっかりと計画を立てて取得していく必要があります。

あまり早いうちに無理して上級を取るのも、大学受験で使えなくなる可能性があるのでお勧めしません。

時々、小学3年生で2級を取りました。とか、ネットに書かれてたりしますが、惑わされず自分のペースで、計画的に進めていきましょう。

ただ、ウチのように、計画通りにいかないこともあるので、1~2回落ちても大丈夫なくらいの余裕をもって、計画を立ててくださいね。

帰国子女の受験は、年々厳しくなってきています。

少しでも有利に受験が勧められるように、無理せず計画的に!が合言葉ですよ~

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この記事を書いた人

中国約4年アメリカ約6年の駐在生活を終え、子どもの中学・高校ダブル受験のため母子で帰国。
小6・中3で英検準1級合格。
偏差値69の大学付属私立中・高に同時合格。
そんな経験をこれから駐在する・駐在中・帰国する皆さんにお届けします。

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