【検証!?】海外駐在妻は本当に人生の勝ち組なのか?

    ※一部PRが含まれます

    駐在妻ってセレブよね~

    いつもランチに行って、習い事して、遊んでばっかりなんでしょ?

    ち…違うんです…

    駐妻とか、帰国子女って、何かとウワサされがちです。

    一昔前は、駐在すればかなりお金を貯められると言われていましたが、それはもう昔の話。

    駐在妻もなかなか苦労があるのですよ…

    今回は世間一般にイメージされている駐妻は勝ち組なのか?を検証していきます!

    目次

    駐在妻は勝ち組なのか?

    乾杯

    そもそも、勝ち組とは…。

    何をもって勝ち組と言えるのか、ここら辺が難しいところなので、いくつか例を挙げてみます。

    1、海外駐在ってお給料が高いよね

    お金をばらまく人

    確かに、海外駐在だといろいろな手当てが出るので、日本の平均収入よりはたくさんもらっているはずです。

    さらに、海外駐在する方は選ばれた技術を持った人も多いので、帰国後も年収は高くなる傾向はあると思います。

    妻は働けないことが多い

    ただ、世帯年収となると、どうでしょうか。

    帯同妻は働けません

    日本での女性の平均年収は約300万と言われていますが、それがまるまる無くなってしまうのはかなり痛い。

    さらに、日本に帰国した後、同じ仕事ができるかというと…。

    残念ながら、私は海外に10年以上住んでいたので、仕事をしていない期間が15年以上ありました。

    仕事のブランクが10年以上、おまけに本帰国する頃にはアラフォー。

    まず、以前と同じ条件の仕事に就くのは結構難しいんですよ。

    こう考えてみると、これってプラスなのかな?と思います。

    帯同した女性の立場からすると、かなりのマイナス…

    子供の教育費がめちゃくちゃかかる

    ウチの場合、中国の幼稚園も、日本人学校も全部自腹でした。

    中国の幼稚園は、日本人が通えるような安全で、しっかりした教育をしてくれるところを探すとすごく高額です。

    中国って日本と比べ物にならないくらい格差社会なので、上級国民は本当にお金持ちです。

    私は中国で初めて色違いのポルシェを持っている人を見ました。

    なので、高いものは本当に高い。

    日本人学校も公立ではないので、入学金から授業料から、スクールバスのお金もすべて自腹。

    途中から夫が交渉して、ある程度会社からの補助が出ましたが、それでも持ち出しが結構あって大変でした。

    それに比べてアメリカの小中学校は公立に行っていたので無料です。

    ただ、こちらも日本人補習校に通うお金はかかります。

    また、英語のtutor(家庭教師)を付けたり、日本の勉強の塾に行ったり、日本にいたらやらなくてもいい出費が多かったです。

    通信教育も今と違って「紙の問題集」が海外航空便で送られてきていたので、送料だけでびっくりするほど高額でした。

    また、公立学校は無料でしたが、学期の終わりやクリスマスなどに、先生やスクールバスの運転手にプレゼントを渡さなければいけません。

    運転手さんには、Godivaのチョコレートバーとかをあげていましたが、先生にはスタバなどのギフトカードを大体一人20ドル~30ドル分。

    もちろん全員にカードを書いて、可愛い紙袋に入れてラッピング。

    それを10人くらいに配っていたので、毎回200~300ドルくらいかるーく飛んで行ってました。

    日本だと考えられない習慣…

    案外物価が高い

    中国もアメリカも、案外物価が高かったのが結構痛かった…

    中国は、近所の市場(鶏が生きたまま売ってる)で買い物すれば、そりゃ安いですよ。

    でも、日本と同じとは言わなくても、日本に近いクオリティのものを口にしたいと思ったら、大体日本の1.5倍~2倍の値段です。

    アメリカも、紙製品はとにかく高くて、トイレットペーパーやティッシュペーパーは高級品。

    ただ、食べ物は中国ほど気を使わなくてもよかったので、それほどキツくありませんでした。

    ヨーロッパに行ったお友達は、とにかく電気代が高くて高くて、ほんとどうにかしてほしいと嘆いていたので、国によっていろいろ違いはあれど、日本に住むのよりもずっとお金はかかっているんです。

    ちなみに、中国は月に1~2回、停電・断水がありました。

    うちはマンションの21階に住んでいたので、停電の日は1日家に引きこもるか、逆に朝からどこかに遊びに行くか(大体飲茶かマッサージ)に行っていました。

    2、プライベートの充実

    などはどうでしょう。

    勝ち組のプライベートなイメージって、週末ヨットに乗って、パーティーとか?

    週に1度は、子どもをシッターに預けて夫とディナーデート とか?

    ホテル最上階のバー

    やったことがないので、発想が貧困で申し訳ないです(汗)

    少なくとも、うちの場合、中国では立ち上げの責任者だったので、接待続き。

    帰って来るのはたいてい夜遅く。

    朝も早くに迎えの車が来るので、子どもたちと顔を合わせるのは週末くらい…。

    子どもが小さいからと、週末の接待ゴルフは免除してもらっていたので、何とか一緒にご飯を食べることが出来るくらいでした。

    一方アメリカに行けば、もっと余裕のある生活ができるのでは?と思ったのですが、案外仕事は忙しく、通勤も遠かったので、平日子供たちと一緒にご飯を食べられないことの方が多かったです。

    唯一の楽しみは、週末のバックヤードでのバーベキュー

    バーベキュー

    アメリカのお肉は安くておいしかった♪

    ただ、中国もアメリカも、長期休みは比較的日本よりも取りやすかったです。

    中国では、近隣の東南アジアにいろいろ旅行に行きました。

    日本から行くよりも近いですからね。

    アメリカでも旅行はたくさん行きました。

    日本にいたら、長期休みは取りにくいし、海外旅行はなかなか行けないし…

    それを考えると、かなり貴重な体験をさせてもらったな、と思います。

    本当の勝ち組は日本にいる!

    セレブ

    帰国して、私たち母子は帰国生が半数以上の、中高一貫大学付属の受け入れ校に入学しました。

    中高一貫と書きましたが、提携の小学部がいくつかあり、実際は小学校から大学までのエスカレーターの私立学校です。

    シャネルバーキンを授業参観に持ってくるお母さんはみんな、小学校からの内部生ばかりでした。

    ブランド品

    時々、ヨーロッパ圏からの帰国のお母様で

    「あ、お金持ち…」

    と思う方はいらっしゃいますが、

    親睦会などに参加しても、やはり、帰国生より小学校から上がってきた内部生の方が

    セレブ

    な感じがしてしまいます。

    中国やアメリカでの友人たちはみんな、帰国した後パートで働きに出たりしています。

    そう、皆さん駐在経験者なら首がちぎれるほどうなずいてくれていると思うのですが、駐在妻のほとんどは、まあまあ「庶民」です。

    庶民の家計簿

    どうにかして勝ち組になりたい

    友達

    私の考える勝ち組の定義は

    • 死ぬまでお金に苦労しない
    • リタイア後も好きなことをして過ごしたい
    • 子どもたちも、お金に苦労せず好きな仕事をし続ける

    って感じかな。

    勝ち組というより、心も体もお金もそれなりに豊かに暮らしていきたい。

    結局、親が資産家だったりしない場合、これらのことは自分がどうにか努力なり工夫なりして手に入れなければならないものなんですよね。

    じゃあ、どうすればいいのか。

    私がしてきたことは

    駐在中働けないときは、自分を磨く

    駐在妻はたっぷり時間があるので、引きこもり生活をしながら、資格の勉強や帰ってからの転職スケジュールを綿密に調べていました。

    案外働けない駐在奥様は、自分磨きの時間があったりします。

    そこで資格を取ったり、英語の勉強をしたり、帰国後の「なにか」につながるように計画を立てておくことが大事。

    子どもにはたくさん勉強させたり社会経験をさせる

    日本の子供は驚くほど勉強をしています。

    勉強がすべてではないので、つらく厳しい勉強をさせたいとは思いませんが、帰国した時に困らないよう、最低限のことはしてあげようと思っていました。

    さらに、旅行に連れて行った先で美術館で有名な絵画を鑑賞したり、その国の文化を直接学んだり、教養と言われるものも、身についてほしいと思っています。

    普通に暮らしていても、海外での刺激を受けている子供たちなので、日本の勉強+海外での経験+教養があれば、どこでも豊かに生きていけると思っています。

    もし辛かったら帰国することも考えて

    海外生活をエンジョイできる人ばかりではありません。

    そういう私も、中国では謎の発熱と夫が忙しすぎてすれ違いの家庭不和。

    アメリカでは、心を病んでしまって、パニック障害をおこしてしまいました。

    私は幸い、良い友人に恵まれて、なんとかトラブル回避できましたが、一時は本当に辛くて辛くて。

    アメリカからはそんな気軽に帰国できなかったので、本気で母子帰国をすることを泣きながら考えていました。

    本当に心が穏やかで豊かな生活をしたいなら、無駄に戦わず、日本に帰ってもだれも責めません。

    また、自分のキャリアがどうしても諦められないなら、無理して海外帯同しなくてもいいと思うんですよね。

    一度離れた仕事は、なかなか元通りになりません。

    あの時、一緒に海外に行ったから、やりたかった仕事をあきらめた。と思って生きていくのは悲しいですよね。

    1年海外で生活してみて、ツラいと感じたら、さっさと帰って仕事復帰して、子供も日本の学校に入れて、心穏やかに過ごせばいいと思います。

    お父さん、頑張ってね!

    海外駐在妻は勝ち組なのか?それは自分次第

    家族

    私はもう、子どもたちと一緒に帰国してしまったので、これから海外での経験というのは日常ではなくなります。

    思い返せば、私の海外生活って全然セレブっぽいところは見当たらなかったけど、でもものすごいたくさんの経験や思い出ができました。

    中国語も英語も、中途半端にしかできなくて、しかも帰国したらほとんど忘れてるし、

    仕事のブランクも長すぎて、キャリアなんていうものは木っ端みじんに無くなってしまいましたが、ブログを書くという新しいやりがいを見つけました。

    また、子供たちの語学に関しての書籍も出版することができました。

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    辛かったことも、苦しかったことも、全部含めて、海外での生活や、帰国後の暮らしなど、些細なことでも伝えていけたらな、と思っています。

    人生を楽しんでいる人が勝ち組なんだとしたら、私はほんの少しだけ勝ち組グループにつま先を突っ込めるくらいになってるかも!

    そう考えると、駐妻も案外悪くない?かもしれないですね。

    大それたことをしなくても、特別なことをしなくても、人生が楽しければみんな勝ち組ですよ。

    \英語の呪縛にとらわれている人はこちらもどうぞ/

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